始める時期やその人の生活環境、いつまでに何kg落とすのか?によって、ダイエット(減量)をする期間というのは違ってくると思います。
また、ダイエット(減量)をしていて、長期間が良いのか?それとも短期間の方が良いのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。
そこで今回は、短期間と長期間ダイエット(減量)のメリットとデメリットを紹介しつつ、総合的に見てどちらがおすすめなのか?というところも言及していこうと思います。
短期間と長期間ダイエット・どちらがおすすめ?
結論から言うと、ごく普通の一般人(会社員や学生)がダイエット(減量)をしていく場合は、どちらかと言うと、長期間のダイエットをしていくほうが成功確率は高いと思います。
もちろん、減らしたい体重が少ない場合(3kg程度)や、性格がせっかちな人の場合は、一気に体重を落としたほうが良いかもしれません。
しかし・・・
短期間のダイエット(減量)は、普段の食生活や生活環境をガラッと変える必要が出てくる為、それを継続出来ないパターンが多い。
更に、リバウンドの確率も高くなる事を考えると、無理なく継続しやすい長期間のダイエット(減量)の方がごく普通の一般人には合っていると思います。
このあたりも含めて、ここからは短期間と長期間ダイエットのメリットとデメリットを紹介していきましょう。
短期間ダイエットのメリット
早く結果を出せる

まず、短期間ダイエットの1番のメリットは、早く結果を出せる、というところでしょう。
最近では、「結果にコミット」で有名な某なパーソナルジムが短期間ダイエットを売りにしていて、集客に成功しています。
人は誰でも、「短期間で最大の結果」を望む傾向にあるので、短期間で結果が出るというのは、1番のメリットとなるでしょう。
精神的に楽
先程も言いましたが、『一気に体重を落とせる』と思うと、我慢する期間が短いので、精神的に楽だというメリットがあります。
でも、これは
「ある程度辛くても良いからサッサと体重を落としてしまいたい」
というせっかちな性格な人だけが思っていることかもしれません。
計画を立てやすい
短期間で終わるダイエットなので、計画が立てやすいというのはメリットになると思います。
ただ、計画を立てたからと言って、その通りに実践できるかどうか?計画通りに体重が落ちるかどうか?は、その人次第となってきます。
短期間ダイエットのデメリット
継続しにくい
短期間でダイエット(減量)をするということは、落とす体重幅が少ない人(3kgとか)以外は、かなりキツイ食事調整や、運動をしていくことになります。
つまり、普段の生活環境もガラリと変わるわけですから、それを継続していくのはかなり大変。
そもそも、人間は変化を嫌う生き物ですから、急激に生活環境が変わってしまうと、元に戻ろうという反応が無意識に起こります。
結果、短期間でダイエット(減量)をする行動を継続できずに途中で元の生活に戻ってしまう人が多いのです。
もちろん、中にはうまくいく人もいますけど・・・。
リバウンドする

短期間でダイエットが成功したとしても、リバウンドをする確率はかなり高いです。
実際、やってみればわかりますが、2、3ヶ月で一気に体重を落とすのなんてちょっとしたダイエットの基本知識があれば、普通に出来るんですよね。
だけど、落とした体重を維持できない人がほとんど。
筋肉を減らしてしまって基礎代謝を下げてしまい、以前よりも太りやすくなってしまったり、ホメオスタシスが働いて、食欲が爆発して元の体重に戻ったりする人が多いです。
特に、1ヶ月で体重の5%以上の数値を落とした人は、リバウンドの確率は高くなると言われています。(ホメオスタシスの関係)
どんな人におすすめ?

短期間ダイエットは、落とす体重幅がそれほど多くない人(3kg程度)にはおすすめ。
また、せっかちで主体性を持って「絶対最後までやり抜く」という意志の強い人にもおすすめです。
こういう人は、やると言ったらやるタイプなので、途中で挫折することもなく、一気に体重を落としてリバウンドもしないように工夫していくでしょう。
あと、あらかじめリバウンドする予定がある人・・・例えば、フィジーカーやボディビルダーなど、大会当日の為だけに減量をして、大会後は一気に体重が戻ってもOKな場合は短期間ダイエットはおすすめですね。
長期間ダイエットのメリット
継続しやすい

長期間ダイエットの場合は、毎日毎日ハードに長時間運動するわけでも無いですし、食事内容をガラッと変えたり、量を減らしたりするわけではありません。
今までの食生活や生活環境が少しだけ変化する程度なので、無理なく継続しやすいというメリットがあります。
ダイエットだけではないですが、何かを達成する為には継続が不可欠。
継続しやすいというのは、長時間ダイエットの1番のメリットと言えるのではないでしょうか。
リバウンドしにくい
長期間ダイエットは、徐々に体重を落としていくので、リバウンドが起きにくいです。
体重の5%以下を目安にして落としていく為、ホメオスタシスによって、食欲が爆発したりする可能性も低いです。
また、体重を徐々に落としていくことによって、落とした体重の数値がいつもの自分だと体自身に思ってもらえる確率が高くなる為、リバウンドも起こりにくいと言えます。
うまくいきやすい

総合的に見て、長期間ダイエットの方が最終ゴール(落とした体重を維持する)に辿り着く確率が高いでしょう。
ごく普通の一般人で、ストイックにダイエットをしたい人はそんなにいないはずなので、
「これだったら私にも出来るかも・・・」
という気持ちを持ってもらいやすいハードルを低めに設定した長期間ダイエットはうまくいきやすいと思います。
私も、自分の体で色々実験してきましたけど、1ヶ月に落とす体重を低め(1〜1.5kgくらい)に設定して、普段の生活が以前となるべく変わらないようにした方が継続しやすいですし、体重を落としやすかったですから。
長期間ダイエットのデメリット
モチベーションを維持しにくい

長期間ダイエットの1番のデメリットは、ゴールがかなり先の為、モチベーションが維持しにくいところ。
特に、ダラダラ長くダイエットをしたくないせっかちな人にとっては、モチベーションを維持していくのは難しいでしょう。
ただ、普段の食事や運動などを習慣化してしまえば、モチベーションとか関係なく体重を落としていけます。
モチベーションが高いからやる、低いからやりたくない、と言うよりも、あらかじめ立てておいた計画通りに淡々と行動していくほうが最終的に目標体重に辿り着く確率は高いですね。
そうは言っても、すごくモチベーションが下がっている時に、ダイエットを頑張って全然良い結果が出なかった時は、更にモチベーションが下がります。
なので、そういう時は無理せずに一旦ダイエットを中断(休む)するという方法もアリです。
停滞しやすい
長期間ダイエットをした時に、落とす体重幅が多い場合(10kgとか)は、途中で停滞する確率が高くなります。
また、ずっとダイエットをすることで、代謝が下がる傾向が強くなり、その状態に体が慣れてしまい、結果的に体重が停滞する可能性が上がります。
こういった停滞期では、一旦ダイエットをやめて一時的に食事量を増やしたり、運動も休んでリフレッシュしたりして、体も内蔵も精神も休ませてあげることで、停滞を突破しやすくなります。
最初から停滞するということを見越して計画を立てておくのが1番良いですね。
どんな人におすすすめ?
長期間ダイエットは、ごく普通の一般人であれば、誰でも実践しやすい方法です。
その人の生活環境に合わせて、少しだけ食事内容や量を変えて、少しだけ運動習慣を取り入れて、少しだけやらないことを決めて、あとは今まで通りの生活を送る。
ダイエットは、継続が成功の鍵を握っています。
こうやって、少しだけ生活環境を変えるくらいであれば、取り入れやすいと思いますし、継続もしやすいのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、短期間と長期間ダイエット(減量)のメリットとデメリットを紹介しながら、総合的に見てどちらがおすすめなのか?というところにも言及してきました。
ごく普通の一般人がある程度の体重幅を落とすダイエット(減量)をしていく場合は、長期間ダイエットの方が合っていると思います。
もちろん、性格にもよって、短期間ダイエットの方が合う人もいると思いますが、こちらはリバウンドの確率が上がったり、生活環境の急激な変化についていけずに挫折する可能性が高くなります。
どちらのダイエットをするにしろ、メリットとデメリットをよく把握した上で、実践することをおすすめします。
この記事が参考になれば幸いです。