世の中に、直接体脂肪を減らす飲み物というのはありません(あったら副作用が怖い)が、体脂肪を減らすサポートをする飲み物なら3つあるので、今回はそれを紹介していきましょう。
体脂肪を減らすサポートをする飲み物
これから紹介する体脂肪を減らしやすくする3つの飲み物は、体脂肪を直接減らすわけではなく、体脂肪が燃焼しやすい環境を作ってくれる飲み物です。
そして、この3つの飲み物は、誰でも飲める環境にあり、誰でも知っている飲み物ですが、飲んだ方が良い摂取量や飲むタイミングを考えながら飲んでいる人はあまりいないように思います。
その飲み物とは・・・
- コーヒー(ブラックのみ)
- 緑茶
- 水(ミネラルウォーター)
この3つです。
コーヒー(ブラックのみ)

コーヒー(ブラックのみ)に含まれていている代表的な成分はカフェインですが、これは多分誰でも知っていると思います。
カフェイン
カフェインは、
- 覚醒作用
- 体脂肪燃焼を促す
このような効果があります。(もっとありますが、今回は、体脂肪を減らす事に関係した効果を紹介しています)
カフェインは、覚醒作用があるというのはよく聞く話ではないでしょうか。
眠気を抑制したり、脳を活性化させたり、興奮させたり、集中力が増したりする効果があります。
この効果は、筋トレをする人にはありがたい効果と言えます。(理由は後程説明します)
また、カフェインを摂取すると、体内にある脂肪が燃焼されやすい状態まで分解されて、体を動かすエネルギーとして使われやすくなります。
つまり、体脂肪を減らしやすくなるということ。
これらの効果については、下記の記事でもまとめてあるので、良かったら参考にしてみてください。
コーヒーの摂取量と飲むタイミング
コーヒーだけではなく、何でもそうですが、人それぞれ適量というものは多少なりとも違ってきます。
最近だと、1日で3〜4杯とくらいが体に良い、というのがニュースでやっていました(そういう研究結果が出たみたいです)
この研究結果を鵜呑みにするかどうか?は人それぞれですが、この量を飲んで体調を悪くする人も必ずいるはずなので、最初は、
『1日で1〜2杯』
このくらいを目安にしていくのが良いと思います。
そこから、体の状態を見ながら更に1杯2杯と増やして適量を決めていくのは全然アリです。(現時点で3杯以上飲んでいて、体調が良い場合はそれで良いと思います)
自分の体調や生活環境に合わせて飲んでいくと良いでしょう。
また、飲むタイミングとしては、
- 朝〜夕方
- 運動前(筋トレや有酸素運動)
この2つがベストかな、と。
ノンカフェインのコーヒーであれば、夕方以降に飲んでも良いかもしれませんが、普通のコーヒーに入っているカフェインは、覚醒作用がある為、就寝時間に近づく程飲まないほうが良いと思います。
なので、目安としては、コーヒーは夕方までに飲んでおいたほうが良いかな、と。
そして、運動前に飲むのがおすすめの理由は、カフェインの体脂肪燃焼効果と覚醒作用が運動時に役に立つから。
特に筋トレ前に飲むと、覚醒作用によって脳が興奮状態になりやすく、爆発的な力を発揮しやすくなるので、最近だとカフェイン含有量が多いエナジードリンクを飲んでいる人も多いようです。
話が逸れましたが、運動前だったら目安として、
『15〜30分前』
このくらいのタイミングで、コーヒー(ブラックのみ)を1杯飲むと良いでしょう。
緑茶

次に紹介するのが緑茶。
これも、聞いたことはあるかもしれませんが、緑茶には、
- カフェイン
- カテキン
この2つの成分が含まれていて、これが体脂肪を減らすサポートをします。(カフェインはについては、先程説明したので、割愛します)
カテキン
カテキンには、
- 体脂肪(内臓脂肪)の減少
- 中性脂肪の抑制
- 抗酸化作用
これらの効果があると言われています。
まあ、簡単に言うと、体脂肪が付くのを抑制しながら体脂肪を減らしやすい環境を作ってくれて、老化の防止(アンチエイジング)もしてくれますよ、ということ。
特に、体脂肪を減らすサポートをする効果に関しては、しっかり研究結果でも示されているので、体脂肪を減らしたい人は、なるべく緑茶を飲んでいったほうが良い、という事になります。
カフェインの摂りすぎに注意
先ほど紹介したコーヒー(ブラックのみ)と緑茶には、カフェインが含まれていますが、カフェインの撮り過ぎは不眠症や下痢などの副作用があるので、くれぐれも過剰摂取には注意してください。
コーヒーや緑茶を沢山飲んだからと言って、体脂肪が沢山減るわけではありませんから。
緑茶の摂取量と飲むタイミング
緑茶を飲む量の目安は、これといって決まっていませんが、ペットボトルで1本、多くても2本くらいの量が良いかな、と思います。
そもそも、緑茶自体を沢山飲む人はあまりいないと思いますし・・・。
まあ、緑茶にはカフェインが含まれているので、極端な過剰摂取だけ避けてもらって、普通に飲んでいれば、まず問題はありません。
また、飲むタイミング関しても、緑茶はコーヒーと同じくカフェインが入っている為、目安量と摂取タイミングはコーヒーと同じになります。
基本的には、
- 朝〜夕方(食事の時)
- 運動前(筋トレや有酸素運動の15〜30分前が目安)
を目安にしていくと良いでしょう。
水(ミネラルウォーター)

最後に紹介するのが水(ミネラルウォーター)です。
正直な話、コーヒーよりも緑茶よりも、水(ミネラルウォーター)をちゃんと飲んでいくことが1番体脂肪を減らしやすくします。
人間の体は、約50〜70%が水から出来ています。(数値がバラついているのは、子供〜老人までの水分量が違うから)
この水(血液)が体内で栄養を各所に運ぶのですが、水分が足りなかったら、栄養を運ぶスピードが遅くなったり、循環が悪くなりますよね。
という事は、摂取した栄養が効率よく使われにくくなるということ。
そうなると、エネルギーの代謝も悪くなるので、体脂肪が燃焼されにくくなるのです。
逆に、常に体内で一定量の水分が満たされていると、栄養を体中に運びやすくなるので、エネルギーの循環も良くなって、代謝も上がりやすくなり、体脂肪も燃焼されやすくなるわけです。
もちろん、体脂肪を燃焼させるには、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回っている事が条件としてありますが・・・。
そして、筋肉をつける時も体内の水分量が少ないと、栄養が運ばれにくくなり、筋肉がつきにくくなる可能性が高くなります。
筋肉量が多いボディービルダーの中には、1日に4リットルも5リットルも水を飲む人がいますが、この理由が筋肥大や体脂肪の燃焼を効率よくするためなのです。
また、水分をしっかり摂取することで、体内の老廃物も排出されやすくなるので、体調を整えるにも必要。
このように、水を一定量飲むことで、体脂肪を減らすサポートから筋肥大の効果まであるので、普段からしっかり水を飲んでいない人は、かなり損していることになります。
水を飲む行為は、1番お金もかからないはずなので、ぜひ実行して頂けたら、と思います。
出来たら、浄水器の水や、ミネラルウォーターを飲みましょう。
水の摂取量と飲むタイミング
1日の水の摂取量の目安は、だいたい体重1kgに対して30ml前後くらいが良いでしょう。
なので、体重が50kgであれば、1.5リットルが水分摂取量の目安となります。
あとは、どのようなタイミングで飲んだら良いのか?という事ですが、これは明確なタイミングはありません。
ありませんが、1つ注意点としては、
『一度に沢山の水分を摂取しない』
ということがポイント。
体内の水分量は、常に一定に保たれているので、一度に沢山摂取しても、余分な水分は、すぐ尿や汗で排出されてしまいます。
つまり、体内を循環しないうちにすぐ排出されてしまうということ。
これだと、体内の栄養を運んで循環させたり、老廃物を排出する役割を果たす前に体外に出てしまうので、水分を摂る意味がなくなってしまいます。
なので、水分はこまめ(1〜3時間の間隔くらい)に摂取していくのがおすすめです。
まとめ
さて、今回は体脂肪を減らすのを助ける飲み物を3つ紹介してきました。
その3つとは、
- コーヒー
- 緑茶
- 水(ミネラルウォーター)
でした。
これらの飲み物は、どこにでもあり、誰にでも手に入る飲み物なので、飲む習慣さえつけていけば、誰にでも実践可能です。
普段から食事に気を使っていたり、運動を定期的にやっている人なら、今回紹介した飲み物を目安量や飲むタイミングに気をつけて飲んでいけば、体脂肪を減らす流れを作ってくれる確率は上がります。
コーヒーと緑茶は、運動前と朝〜夕方にかけて、自分の体調が悪くならない量を見極めて飲んでいくと良いでしょう。
特に、水(ミネラルウォーター)は、あまり食事や運動を頑張っていない人でも、目安量を摂取していく事をおすすめします。
体調が良くなったり、代謝が上がりやすくなったりする可能性は十分ありますから。
また、体脂肪を減らすサポートをする飲み物よりも、体脂肪燃焼を促進しやすいサプリメントについても記事にしてあるので、良かったら参考にしてみてください。
この記事が参考になれば幸いです。
PS
ちなみに私は、ほとんど緑茶は飲みませんが、コーヒーはだいたい1日2杯くらいで、水は2リットル以上飲んでいます。
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