タンパク質を摂取したら体内に吸収するのに
どのくらいの時間がかるのか?
今回は、この事について言及してみたいと思います。
タンパク質の吸収時間に答えはない
タンパク質といっても、肉や魚、豆類や乳製品、
サプリメント(プロテイン)など多くの食材があります。

その中でも吸収の早い食材から遅い食材まで
あるので、タンパク質という栄養素が体内で
吸収される時間にしっかりした答えはありません。
ただ、ここでこのような回答を出してしまったら
身も蓋もないので、これから吸収が早い食材から
遅い食材やその吸収時間についてお話していきましょう。
約2時間ほどで吸収されるタンパク質
タンパク質の食品の中でも吸収が比較的早いと言われて
いるのが、卵の白身や脂質の少ない魚(特に白身魚)です。
魚であれば、タラや、ヒラメは消化吸収時間が早いと言われていますね。
卵自体も、半熟で食べたほうが吸収されるのが早いと言われていて、
生卵と半熟卵では1時間ほど吸収時間に差がある、と言われています。
一般的に4時間~6時間かかるタンパク質
一般的な肉や魚、豆類や乳製品は体内に
吸収されるまでに4~6時間ほどかかると言われています。
吸収時間の目安としては、脂質の少ないタンパク質の方が
吸収時間が早い、と判断してもらうのが良いかと思います。
逆に脂質を多く含むタンパク質は、吸収されるまでの
時間が長い、と思ってもらえば良いかな、って思います。
例えば、脂の多い肉を食べた場合は、食べた量にもよりますが、
8、9時間ほどの時間をかけて吸収される、と言われています。
このようにタンパク質と一言で言っても食べるものによって、
吸収時間はかなり違ってくる、という事を認識しておきましょう。
同じプロテインでも吸収時間が違う
タンパク質の中でもプロテインはタンパク質が粉状に
なったモノなので、吸収する時間が早いと言われています。
そのプロテインの中でも、ホエイプロテイン(牛乳から作られる)
は約2時間ほどで体内に吸収される、と言われています。
一方、同じく牛乳から作られるカゼインプロテインは、
体内に吸収されるのに約8時間ほどかかると言われています。
また、ソイプロテイン(大豆)もカゼインプロテインのように
吸収時間が遅く、約6時間くらいかかると言われています。
このようにプロテインの種類が違うだけで、同じタンパク質でも
体内に吸収されるまでにかなり時間が違ってきます。
プロテインについては下記のサイトを参考にすると良いと思います。
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食べ合わせと量で吸収時間は違う
一緒に食べたものや食べる量によっても吸収時間は
かなり違ってくる、と言われています。
例えば、繊維質の多い食品(野菜や、海藻類、キノコ類など)と
一緒にタンパク質の食品を食べた場合、単品としてタンパク質を
食べるよりも吸収時間が遅くなる、と言われています。
また、同じタンパク質の食品(例えば牛肉)でも100g食べるのと
300g食べるのでは当然300gを食べたほうが吸収時間が長くなります。
このようにタンパク質は食品の種類だけではなく、一緒に
食べるものや、食べる量によって吸収時間が違ってくるので、
タンパク質の吸収する時間というのは答えがあって
無いようなモノだ、という事を認識しておきましょう。
まとめ
タンパク質が吸収するまでの時間というのは、食材や
一緒に食べるものや食べる量によってかなり違ってきます。
2時間ほどで吸収するタンパク質は卵(特に白身のみ)や
脂質の少ない魚(タラ、ヒラメなど)です。
ホエイプロテインも吸収が早いですね。
あとは、一般的なタンパク質の食品が
4時間~6時間くらい吸収するのにかかります。
その中でも脂質の少ない食品は吸収時間が早く、脂質が多い
食品は吸収時間が遅い、と思って頂ければ良いと思います。
そして、食べ合わせや食べる量によっても
吸収時間が違ってくることも覚えておきましょう。
例えば、就寝前食べたタンパク質をなるべく
ゆっくり徐々に吸収させたければ、野菜などの
繊維質が多い食品と一緒に食べていきましょう。
また、一度にタンパク質食品をたくさん食べれば食べるほど、
吸収する時間も長くなる、という事も覚えておくといいでしょう。
今回お話した事を考慮した上で、上手にタンパク質を摂っていくと良いと思います。
タンパク質の食品については下記の記事を参考にしてください。
この記事が参考になれば幸いです。
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